Works

制作年
2012年
クライアント
自主制作
スタッフ
統括
瀬尾拡史
医学監修
佐野厚(呼吸器外科)
医学協力
吉川充浩(呼吸器内科)
中川恵一(放射線科)
白木尚(放射線技師)
後藤悌(呼吸器内科)
プログラム監修
香田夏雄
プログラム実装
高橋賢治
飯塚洋介 河野功
アートディレクション
山本浩司
UIデザイン
馬場隆之
音楽
ピアニート公爵
協力
宮崎愛 北浦慧
サイアメント
Integral Vision Tech
Integral Vision Graphics
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KARADA VIEWER 気管支

   

App Store有料iPadアプリ メディカルカテゴリにて1位獲得

立体的に複雑な枝分かれをしている気管支。これを平面の教科書で理解するのは至難の業である。
であれば、3Dで動かせば良いのでは?と言う発想で制作したiPad用アプリ。

これまでにも3D気管支アプリはいくつか存在していたが、いずれも操作に制限があったり、そもそも気管支CGモデルが現実からはデフォルメされ過ぎていたり、「それっぽい」だけで実は大きな間違いがあったりと、様々な問題があった。

そこで、数百枚に及ぶ気管支のCT画像を取得し、1枚1枚手作業によって気管支部分を抽出・再構成を行い、さらに操作しやすいようにメッシュも修正することで、極めて正確な気管支CGモデルを制作した。

さらに、日本呼吸器内視鏡学会の気管支分岐命名法に完全に準拠した気管支名を、分岐レベルごとに最高V次分岐まで表示出来るようにし、B1~B10までの分岐の色は、ネッター解剖図譜と合わせることで、医学を学ぶ者にとって少しでも馴染みやすいように配慮した。

また、遊び心としてEntertainmentモードを実装した。これはオリジナルBGMと併せてインテリアにも最適であり、診察室や待合室に癒しも提供可能である。