Autodeskさんの意見交換会に招待して頂いて、Mayaの弱いところとか、研究者の方々と話していていつも感じている「こういうことが出来たら良いなぁ」と思うこととかを、日本のAutodeskの中枢の方々に直接お話しさせて頂くことが出来ました。デジハリでMayaを習い始めたのは今からちょうど9年前なのですが、9年前はまさかこんな未来になるとは1mmも想像していなかったなぁ。
Autodeskの偉い方ともだいぶお話し出来たのですが、東大生(…以外にも理系脳の大学生)向けに、「立方体からextrudeでキャラクター作ってみよう」とか「キャラクターのメッシュの流れを作るテクニック」とかどうでも良くて、Mayaの中でのデータの持ち方とか、Python APIを使ったカスタムノードの書き方とか、研究者用のC++ライブラリを用いたノードの作成とか、そんなのに特化した講座が出来ればなぁ。それなら僕が教えられることもちょっとはあるし、自分もそんな講座があったら出たい。ちょっとでもシミュレーションとかやっている大学生であれば少なくとも高校までの数学は何の問題もないだろうし、プログラムもそれなりには書けるに決まっているので、可能性はいくらでも広がると思うのだけれども。
それから、大手のCGプロダクションの方とも少しお話しさせて頂いたのですが、技術的に困っていることのいくつかは、「それ、MayaのAPIのところだけ勉強すれば3DCG系やってる情報理工の成績上位の学生たちで作れるんじゃないの?」と思うようなものもあった気がする。僕が過信しているだけかもしれないけれども。仲介業者でも作るかなw
MayaのAPIとかの作り方とかAutodeskさんから教えてもらえれば、僕が簡単なところからいくつかサイエンスの事例作って公開して、研究者の方がMaya使いやすくなって、Autodeskさんも新しいユーザーにアプローチ出来て、僕もレベルアップして、みたなこと出来ると思うんだけどなー。エヴァンジェリストみたいなお仕事出来ないかなー。
(…と、Autodeskの方々が読んで下さることを願って敢えて文章にして言ってみる)
とても有意義な会でした!