浅掌動脈弓

 新ブログを開始してわずか1日ですが、
 5月2日0時現在、既にbuzzlog内人気ブログランキング18位となっております。
 まだ1日のアクセス人数が100人ちょっとしかいませんが、これから徐々に増えていってくれれば、と思います。
 今日も解剖です。もう特有の臭いにも慣れましたし、遅くまで数人で教室に残っていても何とも思わなくなりました。
 今日はタイトルにも書いてあるとおり、浅掌動脈弓の剖出をしました。
 えー、何かと言いますと、手のひら側の比較的皮膚に近いところで腕の親指側と小指側でそれぞれ動脈が走っていて、それが手のひらの真ん中あたりでグラウンドのトラックみたいにアーチになっているんですが、それを浅掌動脈弓と言います。んで、剖出って言うのは、ご遺体からそれを取り出す作業です。要するに発掘と一緒です。
 んで、いくら掘ってもその「弓」が出てこない!!
 動脈切っちゃったかな……
なんて不安だったんですが、やっぱり出てこないので先生に聞いたところ、浅掌動脈弓がほとんど無い変異体だったそうです。意外と20%くらいはそうらしいです。そんなもんテキストに書いてなかったしー
 人間の見た目はひとそれぞれ、特に顔とか全然違いますが、内部の血管の出方なども相当個体差があります。結構びっくりなお話です。
 そういえば僕らのご遺体には上腕二頭筋が「一頭」しかない超レアケースでした。人間の体は不思議ですね。
 あまり面白くない解剖のお話でしたw


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浅掌動脈弓 への2件のフィードバック

  1. nm のコメント:

    突然すいません。こんにちわ。
    東大理科3類ズバッと時代から、
    実はずっと見ていました。
    とは言っても、本格的に浪人が始まってからは、全然見ていないのですが笑。
    去年の3月頃、浪人が確定して、
    泣きながらWhiteさんのblogを見ていたのを思い出します。
    確か、コメントも残したような気がします…。
    当時Whiteさんから頂いたアドバイスを(本当に)参考にしたりして、自分なりに勉強して、今春、ギリギリ理2に入れました。全く時期外れですいません。わずかひと時とは言え、相談に乗ってもらったので、お礼にと思い訪問、コメントしました。
    浪人どうしなので、ちょうどWhiteさんとは2歳差でしょうか。
    あ、あとこの記事に関して。
    人間とは言え、結局は、哺乳類、
    いや、動物ですもんね…。
    個体差と言われるとしっくりきませんが、
    実際個体差があるのは当然ですよね。
    ある時は、人間を動物とみなし、
    またある時は、人間を個人とみなさなければならない医者って、
    僕からすると「とてもハード」と言う印象しか受けませんが、
    頑張ってください!応援しています☆

  2. White のコメント:

    >nmさん
     お久しぶりです~。去年の1月頃に旧ブログにコメントして下さっていますね!
     まずは理2合格おめでとうございます!!!!
     僕のブログにそんなに影響力あったとは…
     自分で勉強方法を確立できたのは大きな収穫じゃないですか。僕も浪人して初めて自分で勉強のやり方をある程度作ることが出来ました。これは大学に入ってからとても役に立ちますよ!
     わざわざコメント下さって本当にありがとうございます。マニアックな記事が多い…とは思いますが、いつでも立ち寄って下さい~

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