今年の夏休みは本当に色々なことがありました。
ビジネスコンテスト然り、マクロ解剖の勉強然り。
そんな中でも最大の取り組みが
裁判員制度における3DCGの有用性
と言う研究です。
裁判員制度の開始まで後少しですね。この制度、まだまだ課題がたくさんありまして、その中の一つに、裁判員に対して殺人事件の内容をどう理解してもらうか、と言うものがあります。刑を決めるにあたって、事件の内容を裁判員に正しく理解してもらうことは必要不可欠です。
今までの裁判では、裁判官にせよ弁護士にせよ、人体に関してある程度の知識があるため、何がどのように致命傷になったか、凶器がどう刺さったかなど、事件の核心であることを医学専門用語で詳しく説明しても全く問題は起こらなかったのですが、当然裁判員は医学用語なんて未知の世界ですから、裁判員制度を始めるに当たっては今までとは異なる何か新しいことを考えなければいけません。
裁判員にわかりやすく説明でき、しかも証拠として認められるような手段が必要になります。
「わかりやすく説明」するためには、出来るだけ専門用語を排除して簡潔に簡単な言葉でまとめる必要があります。
一方「証拠として認められる」ためには、詳細で正確な記述が必要になります。専門用語を使って正しく説明しなくてはなりません。
矛盾する2つを同時に表現しなければいけませんね。
そこで、新しい手段の選択肢の一つとして、
凶器や傷などの状況を3DCGで簡単に再現してしまえばいいじゃないか
と提案したところ、先生が興味を持って下さり、
この夏から研究を開始できることになりました!
医学と3DCGとの連携を目指している僕としてはとても魅力的な研究です。ただ、医学も3DCGもどちらもやろうとしている人がそう簡単に見つかるはずもなく、プロジェクトメンバーは僕1人です。笑。
3DCGであれば、データを正確に作れば、専門用語が並ぶ文章の内容を数枚のイラストで再現できます。色遣いなども自由に変えることが出来ますので、見た目もキレイに仕上げることが出来ます。
などなど、3DCGを使う利点はたくさんあります。
で、今まで試行錯誤を繰り返していたのですが、
この度、偶然や幸運なども重なって
NHKで研究内容が放送されることになりました!!
NHKのほうでもこれからの裁判員制度についての課題などを放送していく予定があるらしく、その中の一つに取り込まれたわけです。
実際にどのくらい放送されるのかは当日にならないと分からないのですが、
10月2日(火)夜9時~ ニュースウォッチ9の特集
にて放送されますので、みなさん是非ご覧になって下さい!!!
全国放送を通じて自分の試みが少しでも社会に認知されればと、切に願っています。
今日は昨年通った専門学校であるデジハリにも行って、多くの方に宣伝して下さるようお願いしてきました。デジハリは卒業生に対してとてもサポートがしっかりしており、早速デジハリのブログにて紹介して頂きました!
22歳にしてここまで大きなチャンスが舞い降りてくるとは全く思っていませんでした。この分野のパイオニアになるべく、医学部の勉強をきちんとこなしながらも突っ走っていこうと思います。
そしてまた、院生でも研究生でもなく、僕のような単なる学部学生であっても、本気で何かに取り組みたいと思えば立派に研究できることも皆さんにお伝えできればと思います。
10月2日(火)夜9時~ ニュースウォッチ9の特集
です。よろしくお願いします!!
-
「サイエンスを、正しく、楽しく。」
を合言葉に活動している瀬尾拡史によるブログです。
- 462956総閲覧数:
- 17今日の閲覧数:
- 47昨日の閲覧数:
2024年11月 日 月 火 水 木 金 土 « 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 講演予定リスト
■2015/12/21 (月) 16:30~18:30
早稲田大学 CGは本当に医療を助けるのか?
早稲田大学 57号館 201室■2015/11/20 (金) 19:00~21:00
第29回BAクリエーターズサロン CGは本当に医療を助けるのか?
東放学園キャリアサポートセンター清水橋校舎2Fセミナールーム-
最近の投稿
カテゴリー
メタ情報
絶対見ます!!録画もします
>ラッキー・ルウさん
コメントありがとうございます!
どれだけ映るかわからないのが不安なのですが、少なくとも僕が作った作品は映ることになっていますので、是非是非よろしくお願いします!
授業音声ダウンロードの利用法
トラックバック失礼いたします。迷惑でしたら申し訳ありません。私は伊藤塾に通う大学生で、現在法科大学院に向けて勉強中です。ブログでは伊藤塾について書き綴っています。よかったら遊びにきてください。