大先輩のピアノ！！

　アルカンという作曲家をご存じでしょうか？
　ショパンやリストと同世代の作曲家で、彼らに勝るとも劣らない曲をたくさん残しましたが、あまりにも難しすぎるために、最近まで完全に忘れられていた作曲家です。
　当時は確かリストが自分の弟子にアルカンの曲を課題で弾かせていたはずです。かの大ピアニストであるブゾーニも、アルカンを５大作曲家のひとりに挙げています。
　　で、なんと、日本のアルカン弾きである森下唯さんが、
　アルカンのピアノ独奏のための協奏曲の第１楽章のライブ音源をまるごと１曲アップなさっています！！
http://www.morishitayui.jp/listening.html
　森下さんのことは噂には聞いていましたが、演奏者によってだいぶ異なる演奏になるんですね。アムランの演奏とはひと味もふた味も違っていてとても興味深いです。
　いやぁ、それにしても３０分に渡る大曲をライブで弾くとは凄いですね…
　実は、森下さんは中学・高校のときの先輩で、直接お話ししたことはありませんが、結構伝説になっています。笑。
　ＣＤ出ないかなぁ…
　世界的には、アルカンのピアノ独奏のための協奏曲は、アムランによる演奏が伝説となっています。最近アムラン自身が１０年ぶりくらいにHyperion Recordsに再録音し、とんでもないＣＤになっています。

Alkan: Concerto for solo piano
　森下さんが、アムランに並ぶ大ピアニストになって下さることを心から願います！