約1ヶ月ぶりに東大ガイダンス用に記事を書きました。
「今年の抱負」その2@セオヒロフミ
このブログに書いても良い内容もあるような気がするので、ちょっとだけ改変&記事の中からいくらか以下に抜粋します。
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早いもので、いつの間にか2009年。
医学部医学科4年生は、今週いっぱいはまだ冬休みです。来週にいきなり感染制御学の試験があり、その次の週には病理学と言う、この1年間の総復習のような重い試験があります。年が明けてからは病理学の試験勉強にほぼ毎日が費やされている、そんな今日この頃です。
そして今日は今年初めての取材が2件立て続けにありました。1つはウェブサイト上の人物紹介記事として、もう1つはフリーペーパーの記事として掲載されることになっています。詳細が決まり次第、告知させて頂きますね。
本題に入る前に伏線としてもう少しだけ。
年末にも告知させて頂いたとおり、自分の作品をYouTubeにアップしました。
専門学校卒業制作「細胞の世界」
病態メカニズム解説作品「心タンポナーデ」
と、言うように、インターネットという文明の利器を通じて少しでも自分の活動を知ってもらおうと色々と作戦を立てては挑戦しています。
大学の枠にとらわれずに、むしろ大学を飛び出して様々な場所に赴いてPR活動を行ったり、取材して頂いたりと、自分から積極的に情報発信するようにしています。
どんなに素晴らしい作品を作っても、或いはどんなに素晴らしい発見をしても、どんなに素晴らしいアイディアが思い浮かんでも、世の中を覆すような大発明をしても、黙っていては何も始まりません。何もしなくても必ず誰かの目にとまる、と言うのは綺麗事です。必ずどこかで自分以外のヒトに情報が伝わるようなことを最低でも1回はしています。
理系の研究者であれば、自分から宣伝、PRするのが苦手な方、或いは嫌いな方でも自分の研究成果を論文にして投稿します。立派なPRですね?それが研究者の方々の目にとまり、新しい出会いに繋がっていくのです。
では学生の身分だったらどうすればよいのでしょうか?同じ事です。PRすれば良いのです。ただ、研究者と比べて、発表の場、PRの場を探すのがちょっと難しくなります。NatureやScienceのような、取りあえずここを目指しておけばOK!的なものはないですからね。専門領域があるわけでもないので、最適な場を見つけるのは大変です。
そこで求められるのが、どれだけ自分の足で様々なところに赴き、多くのヒトに出会って交流を深め、その中から自分の考え、ビジョンに共感してくれる方や厳しく批判してくれる方を見つけ、自分の意見をぶつけることが出来るかではないか、と僕は思っています。
これは僕のように昔から夢を持ち続けているヒトにしか当てはまらないことではありません。まだ明確な夢、やりたいことを持っていないヒト、或いは、将来こうなりたい、とは考えずに今を一生懸命生きることに重点を置いているヒトであっても、自分以外のヒトの意見を聞くこと、自分の意見をぶつけてみることはとても大切なことです。自分の中で確固たるポリシーがないと、他人と話しているうちに自分が簡単に崩されてしまいます。自分の考えがいかに弱いものかを思い知らされることになるでしょう。
どの道を進むにしろ、確固たる自分を持っていることは必要不可欠だと僕は思っています。常にそれを考えていないと、ただただ時間だけが過ぎてしまう。ちょっと前まで高校3年生だったはずなのに、もうすぐ医学部5年生(現役合格してれば医学部6年生)です。恐ろしいです。中1が高3になるのと、高3が大学5年生になるのは期間は一緒ですが、体感速度は全然違います。僕の場合は後者が圧倒的に早かったです。一瞬ですよ、一瞬。高2くらいまではその場の学生生活を楽しんで、大学受験が終わるまでは取りあえず大学に入ることを目標にして生活していれば済んだのですが(但し、こうやって言えるのは自分が大学受験を乗り越えたからこそだと思いますが…)、大人に近づくにつれて自分で優先順位を立てて取捨選択して自分のやるべきことをやるようなるので時間が足りなくなり、自分のこれからについて真剣に考えたりしているとますます時間がなくなります。
話が膨らみすぎてしまった…。しかも全く結論に向かっていないと言う僕の悪い欠点です。。。
まぁ、要するに自分1人で何でも考えようとせずに、色んなヒトと出会って共感されて、批判されて、その繰り返しがとても大切ですよ~ってことです。
んで、今年の目標。と言ってもとりわけ「今年」というわけでもないのですが、上記のことを踏まえつつ
・より多くのヒトに出会って、自分の土台をさらに明確にする
・自分の専門(一応、医学ということになってます)以外のヒトとの出会いをより大切にする
・科学・医療CGで日本を動かす!!
最後の1つはやや大きすぎる目標ですが。1つ目は、昨年から意識していることです。そして意外と重要なのが2つ目。専門以外のものに接して、今まで自分になかった知識や考え方を身につけることはとても大切なことです。それがいつどこでどんな形で役に立つかはわかりませんが、専門領域に閉じこもっているともっと重要な大きなものを見失ってしまうような気がします。
この3つを中核にして頑張っていきたいと思います。
年齢的には、僕はもう社会人でもおかしくない年になってしまったので、自分を高めるだけでなく、
・良い意味で他の人たちに影響を与えることが出来る
ようなヒトにもなりたいです。
医学部5年生は1年間全部病院実習になります。試験地獄はひとまず4年生でおしまいです。実習は患者さんと直接接する機会もあり、とても責任ある実習なのですが、試験がないので学生生活としてはやや余裕が出来ます(もちろん、病気について自分で調べたり、治療法についての論文を読んだりと色々とやるべきことは多いですが)。
・空いた時間を最大限有効に活用する
ことも「副」目標になりますね。
哲学っぽい内容になってしまったので、最後にとてもささやかな目標を。
一応、大学1年生から鉄門バレーボール部に所属しておりまして、いつまで経っても下手なのですが、いつまでも下手とも言えない学年になってしまったので、
・目指せ垂直跳び85cm&美しいオーバーパスをマスター
も目標に加えておこうと思います。笑。垂直跳びは入部してから20cmも上がって、現在82cmくらいです。努力すれば何とかなるのさ~~
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