最後の留学日記。
と、言うわけで無事日本に帰ってきました。無事に帰ってきたのは嬉しいですが、日本に帰ってきてしまったのは悲しいです。もっとたくさんJohns HopkinsやTorontoの授業に出たかったし、もっと多くの方と出会いたかったのが正直なところ。
でも2ヶ月間でとても貴重な経験が出来ました。うまく言葉では表現できませんが、僕の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。
海外で出会った人たちと会うのが今回が最初で最後にならず、またどこかで”必然的に”会える日が来ると確信しています。何の根拠もないけれど、根拠のない自信というのはまさにこのことでしょうか。
月曜日の夜にFacebookを見てたらJohns Hopkinsの友達がonlineになっていたので迷わずchat開始。インターネットが当たり前の時代だからこそ出来る技ですが、文明の利器は遠慮せずに使えるだけ使うべきです。日本に帰ってもFacebookなどを通じて海外の友達と連絡を取り続けられればと思います。
火曜日。バスで空港へ。色々本を買ったり何なりして明らかに容量オーバーになってしまったのですが、カウンターの方が「2個に分ければ超過料金取られないよ。」と教えて下さったので、段ボール箱をもらってカウンターの前でたくさんのお客さんがいる中で構わずスーツケースを開けて荷物を移動。本って本当に重い。
その後が大変でした。僕はB1/B2ビザでアメリカに行って、アメリカからカナダへ行ってアメリカに戻らず日本に帰ることにしたので、アメリカ入国の際にパスポートに貼り付けられた紙切れを帰国前にアメリカに渡すための手続きをしなければいけません。この紙切れをアメリカ側に渡さないといつまでもアメリカを出国していないことになり、次回アメリカに行くときに入国拒否されてしまう可能性すらあるのです。
…と、受付カウンターの方に説明したら「アメリカ行きの便のカウンターの人のところに行って。」と言われ、言われたところに行ったら、「ここでは処理できないから下の階に行って。」と。で、まず下の階にどうやって行くのかわからず行き方を教えてもらって航空会社のカウンターに行ったら「Canada customに行って。」と言われ、時間もなくなってきたので慌てて早足で歩いていたら気づかないうちにマフラーを落としてしまい、近くのお客さんに引き留められ、お礼の言葉を言ってやっぱり早足でcustom(税関)に行って事情を説明したらやっと処理して貰えました。色々大変だった…
で、無事に全ての手続きを済ませて搭乗。
日本からの観光客と思われる人たちがたくさんいたのですが、何故か僕の席は両隣とも外国人の方でした。海外のサイトで航空券を買ったからでしょうか。。。
2人ともフレンドリーな方だったので、飛行機の中で若干お喋りしました。そうです、僕はこういうのがしたかったのです。
魔法の乗り物酔い薬”Dramamin”を飲んだおかげで途中眠ってしまいあまり時差ぼけもなく13時間のフライトで東京に到着。
どこを見渡しても日本語しか聞こえてこなくて何となく違和感を感じました。そして今日から僕の英語力はみるみるうちに衰えていくのではないかと不安になりました。日本でも出来るだけ英語に接するようにしないと。
1月3日に出国して、3月3日に帰国。ちょうど2ヶ月、一瞬で過ぎ去った2ヶ月でした。他のみんなが病院や研究室で勉強している中、僕1人だけがイラスト&アニメーションの世界に飛び込んできたわけですが、本当に充実した2ヶ月間でした。
これから1年間は徐々に気持ちを切り替えて医師の資格を取るべく勉強しなければ!
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