Science Visualization in 仙台!

 行ってきました、仙台!午後1時に家を出て、夜12時に帰宅。
 仙台滞在時間、6時間
 交通費20000円(自腹w)。
 が、しかし!時給2000円のバイトなんていくらでもあるし、何より素敵な方々とたくさん知り合うことが出来たので全然気にしてません。本当に良かったです。
 「サマースクールin仙台」内のイベント「Art Meets Science」に出席してきました。
 名刺は数えてみたら20枚交換させて頂きました。ただ、実際には名刺をお持ちでなかった方もいらっしゃったので、もともと知っている方も含めると、計40名ほどとお話し出来たのではないかと思います。出席者が50名ほどだったような気がしたので、8割complete!
 やはり講演する時には、自分の名前がある程度知れ渡っているだけで一気に垣根が低くなるので、改めて、裁判員制度と言う素晴らしいダイヤモンドに巡り会えて良かったと心から思いました。
 いつになくテンション上げ上げで行ったこともあって、英語は割とすらすら出てきてよかったです。
 海外の方が2名いらっしゃっていて、みんなプレゼンを日本語でするので2名とも別の場所へ行ってしまったのですが、そこは(こう言うときだけ発揮出来る)積極性で、
 「日本語で話すけどスライドに英語加えて2人もわかるようにしたので是非聞いて下さい!」
とお願いして聞いて頂きました。
 また、全てのプレゼン後には1時間くらい、自分の作品だけをひたすらリピート再生で流させて頂きました。
 せっかく似たような志を持った方々が集結している場なので、ここで自分のアピールをしないわけにはいきません。
 で、特に思ったことを2点。いつものように批判混じりですが、一般論も含めて。
・プレゼン時間を守らない人が多い
 「5分」って言われてるのに平気で10分くらい話すとか。たぶん僕も若干5分をオーバーしてしまっているので自分への反省も込めて。
 今回に限った話でなくどこへ行ってもそうです。会場が滅茶苦茶盛り上がって5分のはずが7分くらいになってしまったのならわかりますが、あっちこっちに話が飛んで時間オーバーなのはダメだと思います。
 特に「サイエンス・コミュニケーション」は立派な「コミュニケーション」なのですから、時間を守らないのはプロのピアニストを目指しているのにドレミファソラシドを知らないのと同じくらい基礎の基礎が出来ていないと思います。僕の現在のレベルは「ドレミファ」くらいかなぁ。
 でもやっぱり時間は守らないと。
・イラストレーターを育てたあとどうするのか?
 ここ2年間くらい強調しているつもりなのですが、たぶん実は一番大事なところで、今回のサマースクールのようにmedical illustratorはscience illustratorを育てたところで今は日本に就職先はたぶんありません。あっても数人しか入れません。就職出来たとしても現在の日本のコンテンツ業界のように、ひたすら低賃金で働かされるだけです。
 今日は時間がなかったのでプレゼンでは省略しましたが、例えばJohns Hopkinsでは、1学年6人しかいないところに、病院や雑誌社やプロダクションや研究所などから相当な数の求人案内が集まっています。能力があれば雇ってくれるところはいくらでもあります。
 ところが日本ではどうでしょうか。ポスドク問題と一緒で、就職先もないのに専門家を育てるというのはある意味相当罪深いことだと思います。人が育てば勝手に仕事が付いてくるか?当然ながらそんな甘い世の中ではありません。
 science illustratorを育てても、ぶっちぎりで色々な賞を総ナメにするとか、もの凄い太い人脈でも無い限り、仕事なんて来ません。
 だから、人を育てるのであれば、その人たちの将来の受け入れ先を作らなければいけません。
 僕の唯一の強みはそこにあると思っていて、世界ランクでは20位と二流の大学と言う位置づけの東大ではありますが、一応アジアの中ではトップと言われる大学の、少なくとも医学部の教授の先生方とはほぼ全員顔見知りなわけですし、東大総長大賞を頂けたおかげで、東大総長を始め副学長や理事、東大の文系の先生にも「Scientific Visualizationとは何ぞや?」と言うことを知って頂くことが出来ました。
 東大、京大、デジハリと言う、これからのScientific Visualizationを支えていくと思われる日本の大学のトップの方には、それぞれ自分のScientific Visualization作品での受賞と言う形でこの世界のことをアピールすることが出来ていますので、この人脈を無駄にしないで日本でしっかりこの分野が仕事として機能するような仕組みを作るときに、中心人物としてやっていけたらと思っています。
 と言うか、自分がやらないと上手くいかない気さえします。
 …だいぶ偉そうな文章ですが、正直に本音で書きましたと言うことで。。。
 まずは迫り来る試験を何とかしないと…
 かなり多くの方と名刺交換させて頂いたので、メールを頂いても顔と名前が一致するか心配…顔写真とか一緒に送ってくれないかな。。。
 今日の話のフルバージョン(盛り上がると3時間くらいかかります!)を卒業前にどこかで出来れば嬉しいのですが。
 明日から気合い入れて勉強します!!


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Science Visualization in 仙台! への1件のフィードバック

  1. 仙台通信 のコメント:

    昨日は短い滞在にも関わらず、大きなインパクトを残して行かれましたね。
    Media Labはとても素敵なところです。
    追ってブログに画像をアップしますね。

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