SIGGRAPH 2015に参加するために、アメリカ、Los Angelesまでやってきました!
SIGGRAPHとは、Special Interest Group on Computer GRAPHicsの略でして(Wikipediaより)、コンピュータ・グラフィックスの世界最大の学会で、今年で42回目を迎えます。
実はこの度、私のところ、サイアメントで昨年制作させて頂いた、東京大学久田・杉浦・鷲尾・岡田研究室が開発を行っているマルチスケール・マルチフィジックス心臓シミュレータ「UT-Heart」の計算結果を可視化したフル3DCG映像の英語版「Multi-scale Multi-physics Heart Simulator UT-Heart」が、
SIGGRAPH 2015 Computer Animation FestivalにてBEST VISUALIZATION OR SIMULATIONを受賞致しました!!
3DCGのアカデミー賞とも言われるComputer Animation Festivalでの部門最高賞。とても嬉しいです。
現地時間の8/10 18:00から、表彰式で表彰して頂けることになっておりまして、今回、憧れのSIGGRAPHに初めて参加させて頂きました。
同じく現地時間の8/9 16:00頃にL.A.に到着。
ホテルに荷物だけおいて早速会場に行ったところ、まずはRegistration Areaで並んでいたらPolygon Picturesの塩田周三社長に久しぶりに遭遇致しました。塩田社長は今年11月に神戸で開催されるSIGGRAPH Asia 2015のChairもされていますね。
その後は、今日の目玉?でもあるTechnical Paper Fast Forwardのセッションを聞きにいきました。
今年のTechnical Paper全てを1本30秒で次から次に、途中10分の休憩を挟んでぶっ続けでそれぞれの論文著者が紹介していきます。ビデオになっていて、強制的に次に進んでいくので、発表者は絶対に時間オーバーが出来ません。これ、とても良い仕組み。
ただ、やっぱりCGの強みと言いますか、CG研究は基本的に全部結果が目に見えるものなので、30秒プレゼンがどれもとても見ごたえがあって、受け狙いのビデオになっていたり、敢えて最初から最後まで意味不明になっていたり、医学系の学会だったら絶対にこんなこと出来ないよなぁ、というものもたくさんありました。
発表では、以前東大五十嵐研でお会いした梅谷信行さんが発表されていて、さらになんと、僕が中1のときに筑駒パ研で中2の先輩だった三木優彰さんも発表されていて、13年ぶりくらいにお姿を拝見。
セッションが終わったら、今度は目の前を東大の河口洋一郎教授とMITの石井裕教授が通り過ぎたのでご挨拶。
そしたら今度は筑駒の後輩でAgICの西田祐木くんに声をかけてもらって一緒に食事。AgICは今回SIGGRAPHから招待展示をしているとのこと。
そしたら今度は、やはり東大五十嵐研で若手CG研究者のホープ、小山裕己くんと小山くん率いる五十嵐研の皆さんにお会いし、帰り道では産総研の杉浦裕太先生をご紹介頂きました。
あと東大の廣瀬通孝教授をお見かけしたのと、あと東工大の青木尊之教授に違いない方ともすれ違いました。
ホテルに帰ったら、東大病院の假屋太郎先生が日本から追いついて下さいました!
と、まぁ、初日からものすごい数の知り合いの日本人の皆さんにお会いしてとても心強かったです。
さて、明日が今回のSIGGRAPHでの超一大イベント、Computer Animtion FestivalのElectronic Theaterでの授賞式です!!
英語がちょっと(かなり)不安ではありますが、今からとても楽しみです!!!