北海道大学医学部4年生の循環器の講義(クルズス?)で僕が昔作った「心タンポナーデ」のCG映像が使われたらしいのだけれども(北海道大学医学部4年生の知り合いから直接教えて頂きました)、これ作った当時の自分が医学部4年生。
医学部4年生の授業で医学部4年生が作った映像が使われると言うのはまた何とも不思議。
当時は裁判員制度が始まるちょうど1年前でこれは模擬裁判用に作ったのですが、音楽以外は本当に全部自分で作りました(ベースとなる3DCGモデルは購入しました)。
この映像、どうしても流体の表現が必要だったのですが、当時はRealFlowを持っておらず、そしてnParticleが未だ世に出ていませんでした。
んで、完全に手詰まりだったのですが、Autodesk AREAのDuncan’s Cornerにて、Duncan Brinsmead氏がnParticleのプロトタイプみたいなモジュールを無料で公開されていたので、それをダウンロードしてきて何とか作りました、と言う裏話。
心臓の動きがおかしかったり、色々突っ込みどころはありますが、「概念を理解する」と言う意味ではこれくらいでも十分なのかなぁと思っています。
完成した映像を見てしまうと「え?これだけ??」みたいな印象かもしれませんが、「何を説明する必要があるのか?」「それをどう映像に落とし込むのか?」を考えるには、やっぱりそれなりのプロの技みたいなものが必要になるのではないかと思います。
だってこれ、たかが学生が作った映像で(コンポジットとか相当ひどいですねw)、且つ作ってから既に7年くらい経っているのに今でも講義で使われている、と言うことですからねぇ。