立命館大学で特別講演!

 朝7時に起きて朝8時半に家を出て、夜9時半の東京行き最終新幹線に乗って夜12時半に帰宅しました。
 と、言うわけではるばる立命館大学「びわこくさつキャンパス」まで行ってきました!
 今年の3月20日にサイエンス映像学会に招待されて講演をした際に僕の講演を聞いて下さっていた立命館大学の田村秀行先生に声をかけて頂き、今回素晴らしい機会を頂けることになりました。
 このような予期していない素敵な出会いがあることはとても幸せなことです。
 東京→京都まで新幹線、そこから東海道本線に20分くらい乗って南草津に出て、さらにバスに15分くらい乗って12時40分頃に到着。
 
 本当はキャンパス正門の写真を撮りたかったのですが、あまりにも時間がなかったので、今日講演させて頂いた建物の写真を撮りました。
 田村先生の研究室の学生の方々だけかと思いきや、情報理工学部の他の研究室の皆さんも集まって下さり、40人を超える方の前でお話しさせて頂くことが出来ました!
 
 約1時間の講演のあとに質問が30分ほど。皆さん次々に質問して下さり、あっという間に質問時間も終わりました。
 自分のこれまでの取り組みを話しつつ、medical illustration、もっと広い意味ではscientific visualizationの動向、日米の比較や課題などを紹介させて頂きました。
 スライドの字が小さいと言う貴重なご指摘を頂きましたが、それ以外はプレゼンの構成力、話し方、客観的データの引用のタイミングなど、多くの点でお褒めの言葉を頂くことが出来、大変光栄でした。
 
 講義のあとは先生の研究室の学生の方が、研究内容を丁寧に説明して下さいました。
 バーチャルリアリティを扱っている研究室で、特殊な眼鏡をかけると、実世界の中に3DCGモデルが現れて、インタラクティブに操作出来るようになっていました。iPhoneアプリの「セカイカメラ」、或いは「電脳フィギュア ARis」に近い感覚だと思います。
 「セカイカメラ」
 
 「電脳フィギュア ARis」
 
 ちなみにARisを開発したGeisya Tokyo Entertainmentには、昨年夏に見学に伺わせて頂き、社長とお話しもさせて頂きました。
 一通り見終わったあとは、もう1つのキャンパスに移動して別の研究室も見学させて頂きました。
 こちらは上記の技術を映画制作に応用する取り組みをしていて、例えばAvatarの制作ではカメラを通して実写映像の中でリアルタイムにAvatarを動かして、インタラクティブに動画コンテを作る、みたいなことをしているのですが、それと似たような感じです。
 自分とほぼ同世代の学生の方々がプログラムから何から自力で作っている姿は凄かったです。
 色々なデモを見せて頂き、その後は懇親会。
 「もっと僕の話を聞きたい!」と、5人の方々が集まって下さり、先生と僕を含めて7人で約2時間半ずっと話し続けていました。
 
 素晴らしい言葉をたくさん頂いたのですが、1つだけ紹介すると、
 「本当に君に価値があるのならば大学が放っておくはずがなく、必ず何かポジションなり何なり与えてくれるはずだよ。」
と。実は、以前東大理学部でお話しさせて頂いたときも先生に全く同じことを言われました。
 この言葉をかけて下さった田村先生と理学部の先生は、(偉そうな表現になってしまいますが)どちらもまさしく大学が放っておかなかった人材です。
 そのような先生から直接このような言葉を頂けると非常に励みになります。
 明日からもまた頑張ろうと改めて思いました。
 僕みたいな、何のキャリアもないただの学生を招待して下さったことに大変感謝しています。東大以外の大学でお話しさせて頂いたのは今回が人生初めてです。今日の出来事を忘れることはないでしょう。
 非常に有意義な1日でした。
 
 ↑田村秀行先生と。


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