東大副学長と面談

 今日は午後3時過ぎから、東京大学副学長の理事の先生と約40分の面談をしてきました。
 すごく簡単に話しますと、東大の今後の教育の指針づくりのための学生からのヒアリングの一貫としてご指名を受けさせて頂きました。
 何人かの学生に声がかかっているそうなのですが、病院実習との兼ね合いもあり、僕がトップバッターとなってしまいました。
 日本には東大をもってしてもmedical illustrationやscientific illustrationを教育するシステムが全くなく、どの科学雑誌や学術書籍をみても日本が世界に遅れをとっていること、裁判員制度で3DCGの有用性が証明されたが、制度作りが全く行われておらず、現場にはサポートがないこと、日本でも研究者や病院の先生方が3DCGに興味を持ち始めていることなど、率直な意見を正直にお話してきました。
 いろいろ資料を作っていったらA4両面40頁くらいに及ぶ大資料となってしまったのですが、理事は嫌な顔せず受け取って下さいました。
 その他、学生ならではの要望として、
・情報学環と医学部CBTの試験日が重なってしまい学環生になれなかった
とか、
・医学部5年生は社会では院生扱いのはずなのに、科学技術インタープリター養成プログラムの受験資格をもらえなかった
とか、おそらくほとんど誰も気にしていないような、でも僕にとっては非常に非常に残念だったこともお話しました。
 東大の教育が少しでも良い方向に進み、僕の立ち位置も良い方向に向かえばと思います。
 このような貴重な機会は大切にしていきたいですね。


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東大副学長と面談 への2件のフィードバック

  1. Mr.Bond のコメント:

     僕は、瀬尾さんの、前向きな姿勢と言うか、早いうちから、前向きに、
    チャンスが来ると、適切に真摯に、応答
    対応してゆく姿勢に感服しています。
     早いうちから、皆に知られてすごいなぁと思いますが、スポーツ競技でも、
    音楽でも、実際、考えてみると、若年から、活躍して報道されてますよね。そのような方々は、皆真剣な練習と研鑽に日々費やしておられるので、それと同じなんだと思います。 忙しい中、ダブルの仕事を平行してゆくことは、大変だと思いますが、自分の使命だと感じる道を
    さらに、邁進して下さい。必ず、多くの人々の助けとなる、研究と業績となって
    残ることと思います。

  2. White のコメント:

    >Mr.Bondさん
    若いうちからチャンスを頂けるというのは本当に幸せなことだと思っています。それが偶然であれ実力であれ、自分に舞い降りてきたチャンスには全力で向き合っていこうと、少なくとも頭の中ではそう考えています。
    でも、ある1つのことだけをずっとやっていたら上手になるのは当たり前のことなので、そうではなくて「文武両道」が出来たらいいなと思っています(最近勉強がちょっとまずい…)。

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