新作完成まで後少し!

 地震でせっぱ詰まったニュースばかりを目にし、耳にしているので、あえて普通の話題を書いてみます。
 今日は朝から夜まで外出。この混乱期に外出とは何たることぞ!と思われる方もいるかもしれませんが、何でもかんでも中止・延期にするのはそれはそれで経済活動その他に甚大な影響が出るので良くないと思います。もちろん、胸を張って外出しまくるのも大問題ではありますが。
 今朝は6時過ぎに起きて、色々CG作業をしつつ、7時半からの三文会に出席しました。出席、と言うより発表者でした。
 三文会は、東大の学生が中心になって毎週水曜日の朝7時半から、東大正門前にあるモンテベルデと言う喫茶店で行っている勉強会です。
 「サイエンスCG最前線!ダイジェスト版!!」と言うタイトルで発表させて頂きました。
 世の中がこんな状況ですので開催自体が危ぶまれましたが、朝早いにもかかわらず、わざわざ遠くから来て下さった方もいらっしゃり、とても盛り上がりました!電車などの関係でいらっしゃれなかった方もUstreamなどでご覧下さった方もおり、とても有意義な時間を過ごしました。
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 お昼には渋谷に移動して、午後1時半にNHK放送センターの西口へ。
 僕がサイエンスCGの世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、僕が中学2年生の頃にNHKスペシャルで放送されていた、「驚異の小宇宙・人体」と言う番組なのですが、昨年から、その「人体」のプロデューサー(=制作のトップ)である林勝彦さんと交流があり、新しいサイエンスCG映像の制作を頼まれまして、連日制作に取り組んでおりました。
 今日(…の三文会のために家を出る5分前くらいw)はその試写版が完成し、林さんが直接ダメだしして下さると言う、僕にとってはとんでもなく光栄な機会でした。
 林さんからは、今では超超超超貴重な、「人体I」(「人体」I~IIIまであり、Iの放送は1989年)の書籍BOXセットと、「人体II」の書籍の一部、さらに、海外向けに制作されたパンフレットまで頂きました!
 
 林さんに加え、「人体」の編集を手がけていた村田豊彦さんと言う方も加わり、何十年も日本でサイエンス映像を手がけている超超超超ベテランのお二人に、私の映像を批判して頂いたことになります。
 さらに、非常に素晴らしい音楽制作をされる泉山由典さんと言う方が、昨年僕が作った15秒の自分のデモリール映像に引き続き、今回もまた仰天するほど素晴らしい音楽を作って下さり、映像の価値が2倍近くアップしました。
 プロの機械を使って、自分の声のナレーションの録音もしてきました。ただ、流石に僕はナレーションに関してはド素人で、どうしても滑舌が悪くなってしまう部分もありましたので、完成版では声優学校の方に吹き替えて頂く予定です。
 …そんなこんなで、近々新作を公開出来ることになりそうです!今回は、初めてフルHDで作ってみました!!
 正確には完全な新作ではなく、今までの映像のメイキング映像を含めた「デモリール2011」と言ったところですが、それなりに楽しんで頂ける内容になっているのではないかと思います。
 とりあえず、今日ダメだしされた部分を全て直さなければ…
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 夜は大学に戻り、今度は医学系の出版社の方々との会食。
 大学1年生のときからコツコツやってきたサイエンスCGが、6年経ってようやく多くの方々に浸透し始めてきたような気がします。
 この勢いで日本にサイエンスCGを根付かせるのだ!


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