医師以外の道

　約１日前、９月14日月曜日のお話し。
　月曜日は夜７時頃まで医学部図書館で勉強したり病院の実習室で課題をこなしたりして、大学から直接早足で六本木に移動。
　今年の７月上旬頃に思いがけないことがきっかけで知り合ったMVC（メディカルベンチャー会議）と言うNPO法人の先生のご紹介で、六本木にてとても素晴らしい方とお会いする約束をしていました。
　夜8時に、とりあえずの集合場所として指定されたのが六本木。
　しかも、
　六本木ヒルズ森タワー51階！！
　じゃーん！！（注目↓↓）
　
　51階から見た風景。東京タワーとレインボーブリッジが同時に堪能出来ます。
　あと２週間くらい早ければ、きっとガンダムもあったはず…ちょっと残念。
　まぁこんなところは自分だけでは絶対に行くことのない、行きたくても行けない場所であります。
　で、無事に楽しみにしていた方とご対面。
　その方とは、中尾彰宏先生。
　宮崎大学医学部を卒業されると同時に研修医…ではなく、なんとmixiに技術者として就職され、他の会社の取締役を経験されたほか、ご自身でも起業され、現在では比較.comの最高技術責任者をやっていらっしゃる方です。まだ卒後４年と言うから本当に驚きです。僕が大学１年生のときの６年生です。でもよくよく考えていると、この学年は特殊なことをやっている方を複数知っている気がします。学年のカラーでしょうか。
　本当にお忙しい中お時間を作って下さいました。
　渋谷近辺のお店へ移動してお食事。
　中尾先生が研修医ではなくITに入られた経緯やこれまでお考えになってきたこと、現在までの様々なご経験やこれからのことなど、一言一言全てが心に響いてきました。
　レベルの低い私の質問や疑問にも真正面からお答え下さり、自分の決断力の低さや甘さを改めて感じました。
　中尾先生は学生時代に分子生物学と情報工学の複合領域の研究を行っている研究室に通い、そこで培ったプログラミングの知識や技術が現在に活かされています。決して医学と無関係に過ごされてきたのではなく、医学の研究領域でのプログラミングという、医学生にとってはほとんど馴染みのない分野で医学と正面から向き合ってこられた先生です。先生のお話しからは至る所に医学に対する強い思いが感じられました。
　僕は中尾先生の足下にも及びませんが、医学CGと言う、やはり一般にはほとんど馴染みのない分野を通じて医学と正面から向き合っているつもりですし、これからもそうありたいと思っています。医学を専門とする人が医師として活躍することはもちろんとても大切なことですが、医療行政を考える人や医療システムネットワークを作る人も少ないながらも絶対に必要です。医療CGもその一つだと確信しています。
　今回の引き合わせをして下さった先生からも、率直で的確なご意見をたくさん頂くことが出来ました。
　言葉では言い表せませんが、何かとても大切なことを学べた日だった気がします。話に夢中になってしまい、平日にもかかわらず気付いたら夜11時半をまわっていました。
　僕と中尾先生とのツーショット
　
　あ、そう言えば、六本木に向かう丸ノ内線で僕の隣に座っていた外国人の若いお兄ちゃんが、MayaとかVUEとか3DCGのことばっかり書いてある雑誌をずっ～と読んでました。途中で日比谷線に乗り換えたのですが、そのお兄ちゃんも全く同じ日比谷線に乗り換えて、降りた駅も同じ六本木。結局最後まで雑誌の名前がわからなかったのですが、ものすご～く気になります。CG WORLDに該当するアメリカの雑誌か何かでしょうか。英語が苦手なので話しかけられなかったのですが、ご存じの方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい！