Maya 2010

 さて、こちらは3連休だったわけですが。
 土日はずっと部屋にいましたw
 ワシントンかフィラデルフィアあたりにでも行けば良かったのかもしれませんが、非ネイティブの僕は英語の本や論文を読むのにとても時間がかかってしまうので、alcとにらめっこしながら論文読んでました。
 久しぶりに分子生物学の論文を読んだ気がします。
 ビジネスの本も課題で出ているのに全く進まない…。うーん、困った。
 自分の部屋の窓から取ってみた写真↓
 
 方角がわからないので何が見えているのか全くわからないのですが、雰囲気的にワシントン?あたり??
 両親が送ってくれた日本の食材(電子レンジで出来るものやレトルトで温められるもの)のおかげで夕飯のクオリティが一気に上がりました。
 
 祝!日本食!!
 月曜日は朝に近くのスーパーに歩いていって、牛乳やらバナナやらをゲット。水も3,4リットル買ったので当分困らずに住みそうです。
 お昼は同じ寮の別の棟に住んでいる学部の友達の部屋にお邪魔してお昼ご飯作ってきました。
 寮には棟が2つあって、僕が住んでいる棟は主に短期間Johns Hopkinsを訪れている人が泊まることになっていて、電子レンジ以外料理出来る器材は何もありません。コンロも湯沸かし器もありません。当然、キッチンもありません。どうしてもお湯を沸騰させたかったので安い電気ポットを買いました。
 もう一つの棟はもう少ししっかりしていてキッチンも冷蔵庫もあります。で、学部の友達はそちらの棟に住んでいるので、2人で試行錯誤してお昼ご飯作りました。
 
 フライパンから若干具がこぼれていますが、気にしないw
 料理はほとんどしたことがないので、適当に水加えて柔らかくして塩と醤油加えてみました。うん、悪くない。
 
 そのあと2年生の友達が現在やっているプロジェクトを見せてもらうために研究室に行ってきました。
 口蓋裂(cleft palate)の患者のCTデータから声門や口蓋の部分を3DCGにして構音障害について調べるんだそうで。日本で言うと放射線科の先生方が肝臓の3DCGデータをCTから再構成するのと似た感じだと思います。
 僕も3DCGを使ってこういう仕事がしたいのです(もっとも、数あるやりたことのなかの一つですが)。
 日本で出来るところがなかったらもっともっと英語勉強してアメリカで働くことも考えた方がよいのかな…
 休日で病院内にあまり人がいなかったので、正面玄関の写真を撮ってみました。今は記念碑的な位置づけでしかないですが、昔は病棟として使われていた建物です。
 
 
 博物館みたいだ…
 火曜日。
 3日ぶりに学部へ。
 午前中はいつも通りPen & Ink。相変わらず難しいですが、楽しいです。周りの人たちの作品を見ると自分の才能のなさを感じてしまうだけですが、イラストレーターが実際に何をしているのか自分で経験しておくのはとても大切なことです。
 午後はまず分子構造学(?)の研究室に行って、週末に読んだ論文について先生とお話。簡単に言えば、論文の内容を1枚の絵に表すと言うもので、優秀な絵は学生作品であってもジャーナルの表紙に採用されるそうです。僕の課題は最新の論文ではないのであくまで練習用だとは思いますが、学生のうちからジャーナルの表紙を飾れるなんて、素晴らしいシステムです。ますます日本の状況が嫌になります。
 そのあと学部に戻ると、学部のパソコンにMaya 2010の体験版をインストールして良いとの許可が下りた!!!
 ので、早速インストール。
 しかし、インストールは上手くいってるのに何度再起動しても何度リトライしても起動しない…
 もうちょっとで最後まで行きそうなところでエラーが出てしまって、どうにもなりませんでした。
 インターネットで調べまくったら「起動の最後で止まってしまうのはおそらくビデオカードの問題」と言う英語の書き込みをどこかで発見したので、ドライバの更新をチェック。しかし最新のドライバだそうで。
 しょうがないのでビデオカードのチップセット調べて(Intel G45とか言うやつでした)Intelのウェブサイトに行ってOpenGL関連で探しまくったらどうやらパソコンのドライバはOpenGL1.5にすら対応していないことがわかり、Intelのウェブサイトで直接アップデート確認したら最新のドライバが見つかりそれをインストールしたら上手くいきました。
 この時点ですでに夕方5時を過ぎてしまった…
 Dellのパソコンなのですが、ドライバ更新が全然しっかりしていないみたいで自分でハードウェアドライバ探さないと最新のものにならないみたいです。
 で、少しはお世話になっているJohns Hopkinsに恩返ししようと思い、パソコン全部のビデオカードドライバを最新にして、快適に動くようにしてきました。学部にはパソコンの管理をするエンジニアがいないそうで、忙しい先生方が何とかソフトウェアのインストールをしたりトラブルに対処している状態だったので、ほんの少しだけ役に立てたのではないかと思います。
 日本でもパソコンや機械関係でトラブルがあるとしょっちゅう呼ばれていたような…。いつでもどこでもプチエンジニアです。
 あとは、2ボタン+スクロールホイールマウスで3ボタンマウスのはたらきが出来るようにすればちゃんとMayaを動かせる…はず。Mayaってホイールを中ボタンとして設定できれば3ボタンじゃなくても動かせる…んですよね??今日はホイールが中ボタンの役割をしなかったのでView PanelのTrackが出来ませんでした。
 またドライバ探さないといけないのかな…
 学部の先生も学生も、Mayaがどんな感じか見たいそうなので、明日マウスの設定が上手くいけばみんなにMayaのデモンストレーションをしてきます。
 と言うわけでどこが医学生なんだかわかりずらい生活を送っていますが、ツールとしてコンピュータを使うだけでメインテーマはちゃんと医学です!
 作品作ります!!


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Maya 2010 への5件のフィードバック

  1. 鈴木 のコメント:

    古いPCでMAYA・・・・・・大変ですね
    医者になれば「金はあるが時間が無い」状況になりますから自分でドライバー更新なんてやらなくなります。
    部下に命令して最新のPC(QuadroをつんでいてもBTOなら10万前後)を買ってこさせます
    医師の仕事の時給を考えると、パソコンを開けることも昔の思い出になります
    ところで、そのDELLには今までMAYAの体験版がインストールされたことはなっかったというのは、驚きですね
    クラックしたんですか?
    誰にも言わないから方法を教えてください

  2. White のコメント:

    >鈴木さん
    なるほど…確かに医者になれば部下にあれこれ頼めるようになるのですね。
    医師になってもパソコン開く時間がほしいです…
    Mayaは一度もインストールされたことが無かったみたいです。クラックなんて間違ってもしません!

  3. 鈴木 のコメント:

    クラックしたの?というのはもちろん冗談です
    ところでsculptingですが、人体のような曲面モデリングでは中心になりますから医師には必須うのソフトになるでしょう
    mudboxとZbrushのどちらにするか?が問題ですね
    私は両方の体験版を使い結局mudboxを購入しました
    Zbrushの方が高機能と思いますが、高機能すぎて使いこなせないです
    医師の仕事の合間に使うとなると「直感的で解り易い1年ぶりに使っても何も迷わないインターフェイス」が選択のポイントになりました
    いずれも「きれいなUV」がついてないとsculptで苦労します
    UV編集が最も時間がかかるステップになります。(医師がCGを作るのは時間との戦いです)・・・・これはもうそろそろキラーソフトがですでしょう
    私(医師)なら価格がいくらでも購入します

  4. White のコメント:

    mudboxとZbrushとの関係は、たぶん3ds MaxとMayaとの関係に似ていて、何となく初心者でも出来るのはmudboxですがある程度慣れてきて思い通りに何でもしたいとなるとZbrushになるのでしょうね。
    Mayaはプログラミングがほぼ自由自在なのでとても便利です。大きなゲームプロダクションや映画制作になるとみんなMayaを使うのはカスタマイズ性が飛び抜けて優れているからなのではないかと思います。

  5. 鈴木 のコメント:

    全く同感ですね。
    同じ関係はweb3Dを作るときにFLASHにするかDirectorにするか?でも成り立ちますね
    FLASH(ActionScript3)は、コードを手書きせねべならず、しょっちゅう「シンクタックエラー!」との戦いです
    Directorはビヘイビアを、何も考えずに貼り付けていくだけで、変数の定義もすべてソフトがやってくれるのでカスタマイズを妥協すれば、あっという間に複雑なコードができます(そのかわり、Lingoを手書きするとなると・・ActionScript3よりも難しいですが)

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