OSCE

 昨日、2月7日は土曜日にもかかわらず、医学部でOSCEの試験がありました。
 医学・歯学関係者以外の方には聞き慣れない言葉だと思いますが、OSCEと言うのは
 Objective Structured Clinical Examination 
の略で、日本語にすれば
 客観的臨床能力の評価
となります。「オスキー」と発音します。
 要するに模擬患者さんに対して、正しい所見が取れるかどうかは別として、きちんとした言葉遣いや態度で問診が出来るか、聴診、打診、触診などの基本的な手技が身に付いているのかを測るための試験です。全国共通の試験で、東大以外でもどの大学でも行われています。ここで不合格になると来年度からの病棟実習が出来ません。
 僕らにとっては医学部課程が始まって以来の初めての実技試験となりました。
 具体的な問題内容は言えませんが、短い制限時間の間に、指定された手技を全て実践しなければいけいないため、長い時間考えている時間はありません。試験前日には大学の一室を借りて何人かでお互い上半身裸になって所見を取り合ったりなど、緊張感を保ちつつも和気藹々と練習し、昨日の本番を迎えました。
 合否の発表はまだ2週間以上先なのですが、何とか受かっていると良いのですが…
 さて、実技試験のあとは来週はCBTなる試験があります。こちらは医学以外の分野でも良く聞き慣れた言葉ですね。
 Computer Based Testing
の略で、インターネット上で行われるセンター試験のようなものです。この2年間の知識の総復習です。問題集だけで2000問近くあり、一通り復習するだけでも一苦労です。
 時間がない…


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OSCE への2件のフィードバック

  1. なな のコメント:

    よけいな質問ですが、OSCEに不合格になる人は、実際いるのですか?
    その場合、留年するのですか? それとも、再試験ですか?
    CBTの場合は、同じく、どうですか?

  2. White のコメント:

    >ななさん
    OSCEの不合格者はたぶん東大に限らずどこの大学にもいます。CBTは大学によって進学に影響したりしなかったり。

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